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1首鑑賞310/365

それは私が夜中に見てゐたドラマだと娘が言ひぬ夢を語れば
   花山多佳子『鳥影』

     *

花山さんには夢のうたで印象的なものが多いようにおもっている。いずれ何かの形で調べてまとめたい。掲出歌は、朝起きて今日はこんな夢だったと娘に語ったところ、それは私が夜中に見ていたドラマだと言われた、というもの。あるなあ、ある、とおもう。テレビやYouTubeをつけっぱなしで寝ると、夢だとおもって起きて、そのつづきがまさに流れていることがある。親が先に寝て、その側で子が深夜テレビを見ている、という空間も、どこかなつかしいことのように覚えている。正月の夜なんかがそうであった。結句で「夢を語れば」と言ってさいごに一首の全体像がわかる作り。やはり印象的だ。
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プロフィール

山下翔(やました・しょう)

Author:山下翔(やました・しょう)
▶︎1990年生。2018年、『温泉』(現代短歌社)を刊行。「やまなみ」所属。
▶︎お問い合わせ、ご依頼はs.ohsamay@gmail.com(@は半角に変えてください)までご連絡ください。

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