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1首鑑賞262/365

投稿にうつくしき夏の雨詠みし青年「無職」となる職業欄
   米川千嘉子『牡丹の伯母』

     *

新聞や雑誌の投稿欄だろう。常連とまではいかなくとも、「うつくしき夏の雨」のうたが印象的だった「青年」のことがこころに残っていた。その「青年」、まえはなにかの職が書かれてあった職業欄が、このたびの投稿では「無職」になっている。それでお、っと手がとまる。労働環境をめぐるさまざまな話題があたまを巡る。賃金か、上司か、残業か。仕事が合わなかったのか。働くのがいやになったのか。リストラされたか。家の事情か。問うても仕方のないことが、かけまわる。ただただ、想像することしかできない。そうしてどこかこたえているわたしがいる。
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プロフィール

山下翔(やました・しょう)

Author:山下翔(やました・しょう)
▶︎1990年生。2018年、『温泉』(現代短歌社)を刊行。「やまなみ」所属。
▶︎お問い合わせ、ご依頼はs.ohsamay@gmail.com(@は半角に変えてください)までご連絡ください。

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