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1首鑑賞210/365

震度2の地震に火災報知器の紐がゆれてる 静かだった
   二三川練『惑星ジンタ』

     *

体感でどのくらい揺れがわかるものなのか、震度2というからそれほど大きいものではない。「火災報知器の紐が」かすかに「ゆれて」いるくらいで、そのほか目立った変化はなかったのかもしれない。あるいはそのなかで、垂れている紐のゆれる場面だけが印象強くのこったのだろう。一字空白があって結句「静かだった」。この欠落の一字が独白の緊張感をうんでいる。
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プロフィール

山下翔(やました・しょう)

Author:山下翔(やました・しょう)
▶︎1990年生。2018年、『温泉』(現代短歌社)を刊行。「やまなみ」所属。
▶︎お問い合わせ、ご依頼はs.ohsamay@gmail.com(@は半角に変えてください)までご連絡ください。

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