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1首鑑賞119/365

こころゆくばかり自分を楽しめとグリンピースは遠くへ跳べり
   小島ゆかり『純白光』

     *

豆ご飯を食べている場面だ。グリンピースひとつぶ摘もうとしてぴっ、と跳んでしまった。だいたいそんなシーンを想像する。べつに「豆ご飯」の部分は「シュウマイ」(頭にグリンピースが載っている)でも「ハンバーグ」(付け合せのミックスベジタブル)でもいいのだが、ともかく箸で摘もうとして跳んでいってしまったグリンピースを思い浮かべる。その跳びっぷり、身軽な感じが「こころゆくばかり自分を楽しめ」という気分につながってくる。わたしが摘みそこねたのではなく、グリンピースが意思をもって跳んだようである。
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プロフィール

山下翔(やました・しょう)

Author:山下翔(やました・しょう)
▶︎1990年生。2018年、『温泉』(現代短歌社)を刊行。「やまなみ」所属。
▶︎お問い合わせ、ご依頼はs.ohsamay@gmail.com(@は半角に変えてください)までご連絡ください。

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