凡フライ日記

山下翔と短歌

福岡歌会(仮)アンソロジー

CAMPARIの背中


うす青い空に飛行機雲が生る散ったばかりの桜の色で

湖をなでゆく風の柔らかさホルン遠くに吹かれていたり

くちびるの渇き気にする仕草にてお前は笑う赤子のように

人参と高菜を換える 漬物はだめだと言ったお前のために

屈むとき丘になりたる筋肉が背骨の脇にひかる夕暮れ

CAMPARIの背中をなでてもう二度と会うことのないお前を思う

寝袋に沈みゆく我が肉体は四月の夜の底まで届く

新しくはじまる日々のために食む二層仕立てのチーズケーキを
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