凡フライ日記

山下翔と短歌

NHK短歌(2014.3)

傘は差さずに街を歩いた

悔しさがやさしさになるばつかりで傘は差さずに街を歩いた

群羊をたばねるほどの力なく数をかぞへるための小石を

冬の夜の猫の小走り。大股に、変はる。光の束に刺されて

冷めきつた焙じ茶ぐいと飲み干せば押し流されてゆく白身フライ

燃えるごみ燃えないごみに仕分けしておまへがくれた鞄を捨てる

互いに脚を重ねて眠る。夜だつた。汗が冷えて、窓がきれいだ。

街灯のまぶたの重み支えつつ光は立てり夢のさめぎは
スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する